解法シナリオ
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以下の(2)が解ければ(1)が解ける
方程式(2)を解くシナリオ
●第一ステップ 因数分解の公式と式の変形に注目
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式の変形
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●第二ステップ 解くべき目標を転化する
(2)の方程式に代わって以下のようにx,y,zに関する連立3次方程式を解く
こちらを解く
この方程式の解と
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(2)の方程式の解
のxは同じになる。
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●第三ステップ 未知数y,zに関する連立方程式の解を求める。
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ただし
●第四ステップ 上記の第三ステップで求まるy,zを用いて以下の
  xに関する3次方程式の解を求める。
因数分解
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従って、以下の2式が得られ、(3)ステップで得られるy、zを使いxが求まる。
実は(4)を解く必要はありません。(実は(4)式を使っても同じ答えが出ます)
なぜなら、ステップ3で求まるy、zの解は3通りあり、これと(3)式を組み合わせ
ると、3通りのxの解が求まります。
ここでy、zの符号を反転した補助変数のu,vを導入します。
u= - y
v= - z
こするとxの3組の解は以下のようになります。
x= u+v
ここで、u,vはy、zの時と異なって、3乗根の中の符号が反転しています。