第四回アップグレード内容
(1)365で追加されたシステム関数の一覧と各関数の説明のために
新規にサンプルファイルを追加しました。
「基本事項」ー「新規追加システム関数-#.clk」
こちら ⇒
今後、アップグレード時に追加された関数の説明に関しては、このファイルを
参照してください。
サンプルファイル群のナビゲーションのためのファイル
「サンプル例題の総合案内.clk」の先頭に「新規追加システム関数-#.clk」に
ジャンプするためのラベル<新規追加システム関数>を追加しています。
(2)現在高度システム関数群の計算精度、アルゴリズムの改善を行っています。
従来ガンマ函数の最大精度が380桁でしたが、これを最大800桁に大幅改善いた
しました。
ガンマ函数は特別な関数で、多くのシステム間で参照されています。
従って、この関数の計算精度向上は、他の関数への波及効果が大きいです。
(3)Airy関数群のサポート
Ai関数、Bi関数、AiD関数、BiD関数を追加しました。
なおAiD関数、BiD関数はそれぞれAi関数、Bi関数の一回微分関数です。
なおこれらはツールバーではサポートせずsin,cos等と同様にキーボードから
入力します。
量子力学と古典物理の橋渡しをしてくれる重要関数です。
(4)代数計算の答えの表現方法が一部変更になり、Laplace変換ができなくなってい
た不具合を修正した。
(5)円周率の高精度計算アルゴリズムの追加
サンプル例題の「スクリプト」でガウスの算術幾何平均アルゴリズムに基づく
スクリプトを公開してきましたが、今回さらに現在知られている最も収束の速い
Borwein の公式に基づくスクリプトを追加しました。
(6)サンプル例題ファイル群の修正
システム関数は、新規追加システム関数のために修正されています。このほかにも
幾つかのファイルが修正されています。
主な修正は計算式のプロパティーの
修正です。