第五回アップグレード内容
(1)365で追加されたシステム関数の一覧と各関数の説明のために
新規にサンプルファイルを追加しました。
基本事項」ー「新規追加システム関数-#.clk
こちら ⇒
新規追加システム関数
今後、アップグレード時に追加された関数の説明に関しては、このファイルを
参照してください。
サンプルファイル群のナビゲーションのためのファイル
「サンプル例題の総合案内.clk」の先頭に「新規追加システム関数-#.clk」
ジャンプするためのラベル<新規追加システム関数>を追加しています。
(2)高度システム関数群の中核的存在の変形Bessel関数群の機能拡張を実現。
アルゴリズムの全面的改善を実施しました。
  
(a)高精度化 νの値に依存しますが、最大で500桁を超えるものがあります。
(b)高速化  引数に依存しますが、数十%から数倍程度
(c)数万単位の大きなorderνに関しても計算可能。ただし最大精度は90桁
(d)νが分数でも計算可能になった。
(3)変形球Bessel関数群のサポート
数学的記法で以下のように定義されている。
これらは変型球ベッセル微分方程式の二つの線形独立解を与えています。
カルキングでの記法
ライブラリではαの代わりに、nを使っています。
ライブリファイルで次のように定義されています。
数学的記法通りの表記にしたいとき、次のように定義します。
(ここでの記法は、以下のように関数定義をしたファイルでのみ利用可能です。)
関数定義
関数定義
(4)Kervin関数群の実現
Kelvin関数は以下の微分方程式の解になっています。
解の形
以下ではカルキングにおけるKelvin関数の2つの表現方法を説明いたします。
(a)カルキングの実装では4種類のKelvin関数は以下のように表現します。計算法と一緒に
示します。
(b)数学的記法に準拠した記法の使い方
以下の6つの関数定義を行います。なお以下の記号の添字部は、添字入力で作られています。
以下の ker , kei , ber ,bei  等はキーボード入力で作成されたものです。
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
注意事項
これらの定義リストの最後の4つのKer , Kei , Ber , Beiの先頭は大文字になって
います。
Kelvin関数名を簡単に入力できるように、ユーザーパレットを作ることができます。
この表のセルをクリックすると、カーソルのある場所に、記号入力ができます。
(5)サンプル例題ファイル群の修正
システム関数は、新規追加システム関数のために修正されています。このほかにも
幾つかのファイルが修正されています。