<新規追加システム関数>
ここではユーザーズガイドに記載されていない、新たに追加した関数の説明をしています。
●順列・組み合わせのリストアップ関数 
combinationList,combinationAlfa,permutationList,permutationAlfa,等その他
詳しくは以下のラベルをダブルクリックしてください。
順列_組み合わせ
●sortm関数(数値計算モードに限る) 
 従来からサポートされているsort関数は1次元配列しかできませんでした。
これを多次元化したものがsortm関数です。
代入定義
それぞれの要素の1番目のデータでsortした例
計算
それぞれの要素の2番目のデータでsortした例
計算
行列に関しても適用できます。
代入定義
計算
1列目がsortされている。
計算
2列目がsortされている。
●range_bound関数(範囲変数の上限値、下限値の取り出し)(数値計算モードに限る) 
代入定義
計算
配列として、上限値、下限値が求まります。
複数の範囲変数を引数にできます。
●fract_element関数(分数の分母分子の取り出し)(数値計算モードに限る) 
代入定義(分数モード)
計算
複数の変数を引数にできます。
代入定義(分数モード)
計算
表の空白セルに0をセットする。(数値計算モードに限る) 
●FillZeroInBlank関数
これを「計算」すると上記表の空白セルに0がセットされる。
●copyTtoM関数(数値計算モードに限る) 
表データを行列変数にコピーする。
空白のある表は、上記関数で0を埋めてから実行する必要があります。
行列変数が未定義のときは、零行列演算子を行列変数に代入することで作れます。
代入定義
代入定義
m1 =
m1を「計算」実行すると以下のようになります。
計算
●copyMtoT関数(数値計算モードに限る) 
定義済の行列変数から、既に存在している表に値をコピーします。
代入定義
「計算」実行によって、Sheet3は下記の表の値になります。
●エアリー関数  Airy function  数学における標準関数(数値計算モードに限る) 
引数は1つで実数または複素数
AiD関数はAi関数の微分関数です。
BiD関数はBi関数の微分関数です。
最大精度は500桁です。
計算例
計算
計算
計算
計算
計算
計算
計算
●変形ベッセル関数の機能強化
Large Orderの時にも計算可能
Orderが分数の時にも計算可能
変形球ベッセル関数
 変形球ベッセル関数は第一種変型ベッセル関数、第二種変型ベッセル関数を
使って次のように定義されています。
数学的記法
これらは変型球ベッセル微分方程式の二つの線形独立解を与えています。
カルキングでの記法
ライブラリではαの代わりに、nを使っています。
ライブリファイルで次のように定義されています。
計算例
数学的記法通りの表記にしたいとき、次のように定義します。
(ここでの記法は、以下のように関数定義をしたファイルでのみ利用可能です。)
関数定義
関数定義
nは添字入力になっています。
計算例
●Kervin関数の新規追加
Kelvin関数は以下の微分方程式の解になっています。
解の形
★以下ではカルキングにおけるKelvin関数の2つの表現方法を説明いたします。
(1)カルキングの実装では4種類のKelvin関数は以下のように表現します。計算法と一緒に
示します。
計算例
(2)数学的記法に準拠した記法の使い方
以下の6つの関数定義を行います。なお以下の記号の添字部は、添字入力で作られています。
以下の ker , kei , ber ,bei  等はキーボード入力で作成されたものです。
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
関数定義
注意事項
これらの定義リストの最後の4つのKer , Kei , Ber , Beiの先頭は大文字になって
います。
Kelvin関数名を簡単に入力できるように、ユーザーパレットを作ってみました。
この表のセルをクリックすると、カーソルのある場所に、記号入力ができます。
計算例
ほかのファイルで、数学的法の関数名を使いたいときは、(2)で定義した8個の定義式を
コピーして、改めて、関数定義をしてください。
ユーザーパレットもコピーして、貼り付けておくと便利です。この操作だけで使えます。